先⽇、園バスに乗って子ども達と一緒に地域にある牧場に出かけてきました。
⽺が飼育されていて、⾒学させてもらえるということで、⼦ども達と同様に私⾃⾝も楽しみにして出発しました。
牧場に着くと、⽣まれてまだ3ヶ⽉の⿊い⼩さな⼦⽺がお出迎えしてくれ、⼦ども達は「触っていい?」「かわいい〜」「モフモフしてる〜」と⼤喜び。⽬の前でミルクを飲むところも⾒せてもらうと、⼦ども達は終始釘付けとなって観察していました。
子羊の次は、柵の中にいる⼤⼈の⽺の餌やりの様⼦を⾒せてもらいました。初めは数頭しか⾒えていなかったのに、餌が来たとわかると、遠い草むらの影から、数えきれないほどの⽺の⼤群がワサワサと現れ、ピョンピョン跳びながらこちらの⽅に向かってきました。⼦ども達の⽬の前で押し合いへし合いしながら餌をあっという間に⾷べ尽くすと、今度は⼦ども達の⽅にも寄ってきて、まだ餌はあるのかという感じで柵の間から顔を出す⽺に、⼦ども達は圧倒されながらも、興味津々で⾒つめていました。この牧場には、顔や体の⾊が違ったり、⾓があるものやないものなど3種類の羊がいて、お邪魔した日は丁度⽑刈りをした直後で、「ヤギみたいだね。」とつぶやく子どももいました。
モフモフした⽑の感触、我先にと餌を⾷べる様⼦、遠いところから⾶び跳ねながら近寄ってくる様⼦、⽺には⾊々な種類がいること、⽑を刈るとヤギのようになることなどなど、図鑑や絵本では得ることのできない本物に触れる貴重な体験ができました。
今はバーチャルの時代で、そこに⾏かなくても⾏った気分になったり、ゲームの中で様々な体験ができたりして便利なこともありますが、やはり⼦ども達には本物に触れる体験をたくさんしてほしいなと思います。
⼟や砂、⽔、草、花、⾵、⾍など本物の⾃然にたくさん触れて、⼼を動かされる体験を積み重ね、豊な感性が育まれるように環境構成を⾏うのが私達保育所の仕事なのだと再認識している今⽇この頃です。