第98回: おらほの桜自慢

牛島ルンビニ園 園長 吉村美奈子
イラスト:保育士と子どもたち

長い秋田の冬が終わり、すがすがしい春を迎えました。我が園の地域には隠れた桜の名所『太平川の桜並木』があります。川沿いに満開に咲き誇る桜並木は圧巻で、幸せな事に園の子ども達は毎年、お散歩をしながら見学に行きます。

地域の方とすれ違うと「こんにちは」
「あら~かわいいごど~」等の会話が自然と聞かれ、ほのぼのとする瞬間です。

時には北へ帰るのを忘れた白鳥に出会うこともあり、子ども達は大興奮で手を振っています。

暑い熱を乗り切れるのか心配になりますが・・・。

地域自慢はこれ位にして、次は園の生き物紹介。

園の敷地内に雨水の排水溝が何か所かあり、毎年春に排水溝の清掃と称して「ザリガニ探し」を子ども達と楽しんで!?います。

必ずと言っていいほどザリガニがいるおかげで園にはザリガニがどんどん増え、昨年「特定外来生物指定」のニュースが飛び込んできた時にはあわてて保健所へ状況確認をしました。

その時点での保健所の話では「飼っていてもダメ」「野外に放してもダメ」と八方ふさがり・・・「子ども達が名前をつけて毎日お世話しているのにどうしたらいいですか?」そんなやり取りをした後、「指定見送り、現在検討中」のニュースをみて安堵したことを思い出します。

その他、園生まれのカブト虫が昨年7個の卵を産み大きな大きな幼虫に成長中、子ども達は土の中の糞を割りばしで除去作業(箸の持ち方練習!)そして今年の夏には突然土の中からカブト虫出現!!!の運びとなります。

昨年度一生懸命お世話してくれた年長組の子ども達が卒園しているのでカブト虫にお目にかかれないことが、唯一残念だと毎年感じています。

さて、今年はどうなることら・・・。