秋田の夏の夜を彩る竿燈まつりが、今年も盛大に行われました。
当かわしり保育園の5歳児と卒園した1年生も、町内の竿燈会に加えていただき、初日に参加しました。たくさんのお客様や家族が見守る中、少々緊張した面持ちながらも意欲満々で入場し、日頃の練習の成果を存分に披露できました。
春から太鼓と竿に触れ、おけいこを積んできた過程を思い出し、成長した子どもたちの姿に胸を熱くしました。お友達と成し遂げた満足感は大きな自信につながることを信じています。
今、市内の各保育園では、水あそび、夏まつり、お泊り保育・・・と夏ならではの遊びを満喫していることでしょう。安全に気をつけて子どもたちと一緒に楽しい思い出をたくさん作っていきたいと思います。
“チャレンジできたよ”
長女のまきは4月から年長クラスへ。
つい、駆け抜けてしまいがちな親の目をグッと向けさせてくれるのは、保育士が日々かけてくれる言葉だ。
仕事から帰ると、その日迎えの担当だったパパが「担任の中山先生はすごい」と話を切り出した。「まきちゃんはね、あのすべり台にチャレンジできたんですよ、すごいよね!」と話しかけてくれたという。
そのすべり台は高さも傾斜もあり、大人の私も正直怖いほど。
生まれ月が遅く、慎重なタイプの娘は怖がってすべることができなかった。そんな娘に挑戦する気持ちが芽生えたことを喜んでくれたという。横並びではなく、各人の成長を見つめ、その瞬間を伝えてくれる。
私は一気に目頭が熱くなった。これぞ育てのプロ。心から感謝の気持ちでいっぱいになった。来年の卒園まで先生との言葉と心のキャッチボールを大切に、日々過ごしていきたいと思う。
(保育通信 保育者、子どもからもらった「ことば」から)