第76回:あと2ヶ月を穏やかに

こどものくに保育園 園長 小倉まゆ子
イラスト:子どもとかまくら

暖かい2月、今年はなんと過ごしやすい冬でしょう。「ほんとうに、これでいいのかしら・・・」と思わせる天候が続き、今のところ雪遊びができたのは1度だけで、子ども達にとっては物足りないシーズンのことでしょう。「ああ~ゆきもっとふって~」「ゆきだるまとかまくらつくりたい!」の声が聞こえてきます。いつもは「もう降らないで」と願うところですが、今年はせめて数回、雪国秋田ならではの遊びができるくらいの雪が降ってほしいと願っているところです。さて、今年度もあと少し、年長児はそれぞれの小学校の体験入学があり、学校へ向けての歩みをまた一歩進めています。心からその順調な学校生活が守られますように祈っています。下のクラスの子ども達は大きいクラスの遊びを見て多くを学びます。遊びの面白さやルールが、子どもから子どもへと受け継がれていく姿を喜び、見守りながら「こどものじかん」を充分に整えていきたいものです。また、この2月は進級を間近に控え、子どもの成長がしっかり見えてくる時期です。時には立ち止まり、なに気ない子どもの姿に目を止めて、新たな気付きや多くの驚きに出会えることを期待しながら過ごしているこの頃です。