第130回:今冬の雪は・・・?

めぐみ保育園 園長 齊藤美奈子
イラスト:雪だるまを作る子どもたち

昨年の夏、「今年はカメムシが多いから雪の多い冬になるね。」とあちこちで交わされた会話。覚悟はできていたのに11月に初雪が降った後はそうでもなく、12月もたまに少し積もるくらい。1月の「大寒」と言われる日さえ道路には雪がなく、それどころか雨が降るという感じで、子どもたちはいつになっても存分な雪遊びができません。たまに雪が降ると窓際に行き、「わぁー!雪!!」と雪国の子どもらしかぬ発言・・・。

大人としては通勤時の渋滞や雪かきの大変さを思うと、雪は少ないに越したことはないのですが、子どもたちが遊べるくらいの雪が園庭にだけでも降ってくれたらなあと、そんなわがままな願いをもっていたところに、ついに今季最強の寒波の到来。

ようやく積もった雪に子どもたちは大喜び。頬を赤くしながら歓声をあげて遊んでいます。少しの間でも雪遊びを楽しんでくれたらいいなと思っています。

さて、園長となって間もなく1年。本当にあっという間の1年でした。昨年までやってきた行事も会議も、これまでと同じ気持ちで行うことはできません。一つ一つ職員と確認しながら、時には頼りにしている近隣の保育園の園長先生たちに質問を重ねながら大きな行事を終えることができ、あとは卒園式を残すだけとなりました。この1年、多くの方々に支えていただいたことに感謝をし、これからも周りの方々のお力添えを受けながら、歩みを止めずにいこうと思っているところです。

卒園、進級まで2か月を切りましたが、子どもたちには毎日沢山の経験を重ね、次のステップへと進んでいって欲しいと思っています。