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第74回:子どもたちの「歓喜の歌」
執筆者:こひつじ保育園 園長 新田隆幸

 今年も子どもたちにとって心躍る楽しみなクリスマスが近づいてきました。今年のプレゼントは何かな?と、わくわく感はじける時期です。サンタさんへの思いや憧れは、いつまでも壊したくない“夢”ですね。

 私どもの園の「クリスマス会」では、3〜5歳児たちがドイツ語(?)で「第九(歓喜の歌)」を歌うようになって15年以上にもなるでしょうか。プログラムを見た保護者は、一様に幼児が歌えるはずがないと半信半疑な表情を浮かべたり鼻で笑ったりと信じてはいませんでした。しかし、我が子がしっかりと口を開け歌う姿に「おおっ!」と驚きの表情でくい入るように見つめていました。それからは恒例となって、3歳児の保護者は不安と期待の様子ですが、4、5歳児の保護者は当然という様子でビデオを構えて楽しみにしています。

 毎年感じるのですが、子どもたちの集中力と記憶力はなんとすごいことか。初めて歌う3歳の子ともたちでも覚えるのに1週間もかかりません。私などはいまだに覚えれません。保護者の中には「じゃ今から英語を習わせたら早く覚えれるじゃないか」などと考える方もいますが、「勘違いしないでください」と釘を刺しておきます。子どもたちはまだ日本語すらも十分理解しておりませんし、使いこなせてはいないのです。保育士の口真似をし耳から入る音をそのまま口にしているだけなのです。ですから英語であろうとドイツ語であろうと、単に耳からの音真似でしかないのですと。

 親の驚き喜ぶ顔を見て子どもたちは、大きな達成感と優越感を味わうようです。今年も緊張の中で歌う「第九」を今から楽しみにしています。


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