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第63回:保育料の無償化
執筆者:みつば保育園 園長 大友 正明

 師走…随分雪の便りが遅いなと思っていたら、急に冷え込んでどっさりの雪。今年の天候は極端ですよね。

 12月といえば、保育園によっては、発表会とか、おたのしみ会あるいはおゆうぎ会とか呼ばれていますが、どの園でも子どもたちも保育者もその日に向けて練習に取り組んでいると思います。一年間の成長の証を自分たちらしく表現できればと思っています。

 国は、来年10月から3歳から5歳までの幼稚園、保育園、認定こども園を利用する全ての子どもの利用料(保育料)を「無償化」することを決めています。(0から2歳児の子どもの利用料は、住民税非課税世帯だけ無償化)ただ、この「無償化」手放しで喜んでいいものでしょうか。国は、保育園の給食食材費は「無償化」の対象外とする方針を示しています。国は、主食、副食合わせて7,000円としていますが。現状は、0〜2歳児は主食、副食とも公費負担。3歳以上は副食は公費負担。主食は保育園ごとに金額に違いがあると思いますが、保護者に実費を負担しています。それが一気に7,000円の保護者負担とするのは…。

 給食の提供が任意の幼稚園と給食の提供義務のある保育園…「不公平」が生じないようにと幼稚園に合わせる形で食材料費の実費負担を求めるやり方はあまりにも乱暴な気がします。まだまだ不透明な面がありますが、給食は保育の、子どもの健やかな育ちの大事な柱のひとつだと思います。

 「無償化」どころか、逆に保護者負担が増える家庭がでてくる危惧がありますし、保育園の事務量の増大と混乱を引き起こしかねません。保育の質を高めるために、全ての保育施設の保育環境、保育者の働く環境の改善こそ大事なのではと思うのですが…。


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